Extreme Horror
意味がわかると怖い話
意味がわかると怖い話
【激怖・上級編】厳選10選
読んだら後悔するかもしれない。
全10話収録
解説付き
上級〜激ムズ
この記事に収録した10話は、意味がわかった瞬間に後味の悪さが残るものを厳選しました。
単なる「怖い話」ではなく、ロジックの崩壊・人間の狂気・逃げ場のない恐怖が静かに押し寄せてきます。
⚠ 注意:後味が悪い話を含みます。心の準備をしてからお読みください。解説はボタンを押すと表示されます。
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01
★★★ 上級一人暮らしをしている大学生の男がいた。友人は「じゃあ大学に行ってる間ビデオカメラで部屋を撮影しておいて、ストーカーが部屋に侵入してるのが撮れたら警察に行けば良いじゃん」と解決策を提示してくれた。
夕方になると、知らない女が包丁を持って部屋に入ってきたのだ。「ヤッベー!写ってる写ってる!」と興奮気味に友人に実況した。
「画面の中の女は押入れに入ったよ、しかもなかなか出てこない……」などと友人と喋っていると、また誰かが部屋に入ってきた。
男は言葉を詰まらせた。部屋に入って来たのは自分だった。そしてビデオの中の自分はカメラに近付き録画を止める、そこでビデオは終わっていた。
解説
ビデオの最後に自分が帰宅し録画を止めた時点でビデオは終わっています。つまり女が押し入れから出ていく映像は存在しません。今この瞬間も、包丁を持った女は押し入れの中に潜んでいます。
ポイント:「女が押し入れに入ったまま、自分が帰宅する映像」でビデオが終わっている点。今この瞬間、押し入れの中に何かがいます。
02
★★★ 上級私は仕事ですごく疲れ自分のマンションに帰ってきた。高い階に住んでいるのでエレベーターに乗ろうとしたらすでに男が乗っていた。男は帽子を深く被り顔を見せないようにして立っている。途中でエレベーターを降りた。降りる時に肩がぶつかった。結構派手に血がついていた。
何日か後、突然部屋のインターホンが鳴った。ドアの覗き穴から見てみると警官が立っており「このマンションで何日か前に殺人事件があったのですが、あやしい人物などを目撃されませんでしたか?」と聞いてきた。
大変だと思ったのでドア越しに「いいえ、見ていません」と言うと帰っていった。次の日テレビを見ていたらニュースで犯人の顔写真が映された。あの警官の顔だった。
解説
血の付いた男=殺人犯が、事件の目撃者を探して「警官のふり」をして各部屋を回っていました。「見ていない」と答えたため口封じされずに済みましたが、もし正直に答えていたら殺されていました。
ポイント:「警官=犯人」であり、目撃者確認のための訪問でした。「いいえ」と答えたことが命を救いました。
03
★★★ 上級嫉妬心が強い彼女と結婚した。数年後、妻が初めての子供を孕む。医者によると女の子だそうだ。俺は大喜びした。
ある日、病院から電話が鳴った。妻が流産したのだ。
俺は病室で寝ている妻のところへ向かった。俺は「残念だったな……」と呟いた。「……そうだね」と妻も呟いた。その後に、振り絞るような声で、こう続けた。
「でもあたし、また子供つくるよ。死んじゃったあの子の分も生きられるような、元気な男の子をね……」
解説
妻は「自分以外の女の子」に夫が愛情を注ぐことに嫉妬し、たとえ自分の娘であっても意図的に流産を引き起こしました。「次は男の子を」と言っているのは、女の子ならまた同じことをする気だからです。
ポイント:「嫉妬心が強い妻」「女の子だった」「元気な男の子をね」という3つの言葉が一本に繋がります。
04
★★★ 上級「おい、まだかよ?」俺は、女房の背中に向かって言った。「もうすぐ済むわ。……ほら翔ちゃん、バタバタしないの!」俺は傍らで横になっている息子を眺めて言った。
女房が俺の首元を指差すので、触ってみた。「あっ、忘れてた」「こっち向いて」女房は俺の首周りを整えながら、独り言のように言った。
「あなた……愛してるわ」「俺も愛してるよ」
俺は足元の台を蹴った。
解説
これから出かける準備ではなく、家族で「首吊り心中」をする準備をしています。息子の翔ちゃんがバタバタしていたのは首を吊って苦しんでいたからです。妻が整えたのはネクタイではなくロープです。
ポイント:「横になっている息子」「首周りを整える」「足元の台を蹴った」。温かい会話と凄惨な行為のギャップが全てです。
05
★★★ 上級俺は築数十年の木造アパートに住んでいるんだけど、隣の部屋の子供がいつも大声でワーワーうるさい。ある日、もう我慢できなくてラジカセで大きな爆音を鳴らしてやった。すると、更に対抗するかのように子供が大声で遊び回る。
プチンとキレた俺がラジカセの音量をマックスにしてやろうとしたその瞬間、急に静寂が訪れた。
……停電だ。ラジカセの音量をマックスにしただけで停電するこのボロアパートって……。
って思ったけど、俺がやってることって超迷惑行為だったわ……と少し反省した。
解説
停電した瞬間「子供の騒ぐ声」も消えました。つまり隣人は本物の子供ではなく、カモフラージュのために「子供の声のテープ」を電気で再生し続けていた異常者です。
ポイント:「停電した瞬間、急に静寂が訪れた(子供の声も止まった)」。電気で動いていた音声だったとすると……。
06
★★★ 上級ユキオは両親がいなくて、じいちゃんとばあちゃんと暮らしていた。ユキオの家で遊んだ。「お父さんとお母さんどこにいるの?」「死んだ。交通事故」なんだか重い雰囲気になったので話題を変えた。「おじいちゃんとおばあちゃんは?」「奥の部屋にいるよ」。
次の日もユキオは学校を休んだ。先生は一緒にいくと言って、ユキオの家へ行った。先生が「奥の部屋」の襖を開けた。ユキオの血塗れの顔が見えた。
警察の取り調べで俺たちがあの部屋でユキオが死んでいるのを発見した時、間違いなくユキオ達は死んで3日は経っていたことを知った。
解説
発見時に「死後3日経っていた」ということは、語り手がユキオの家で遊び会話をしていた時にはすでにユキオは死んでいました。語り手はずっと幽霊と遊んでいたことになります。
ポイント:遊んだ翌日に発見されたが死後3日経っていたという時間的矛盾。あの日の「ユキオ」は何だったのか。
07
💀 激ムズ昨日出所した。おれは五人殺したが事件当時は未成年でもあったから、四年程で釈放。当然両親は会社クビになってるし、姉は学費払えなくて中退した。貯金もつきてここ半年は塩と水道水だけで生活してたらしい。
母はテレビを見ながら手を叩いて大笑いしてるし、姉は自慢の髪の毛をドライヤーで乾かしながら誰かと電話で話してる。父はその様子を見ながら隠していた焼酎をチビチビ飲み、ニコニコしていた。
…………俺が早く働かなければ、このまま…………
解説
半年間塩と水だけで生活しているほど極貧であれば、電気や通信は止められ、酒など買えるはずがありません。家族は電源の入っていないテレビで笑い、線の繋がっていないドライヤーを使い、空の瓶をあおって精神が壊れてしまっています。
ポイント:「半年は塩と水道水だけ」という状況と「家電・酒の使用」の矛盾。殺人事件の代償の重さが静かに浮かび上がります。
08
💀 激ムズ友「本当にごめんな」
俺「おいやめろって!」
友「妹が…妹が病気で…金がいるんだ…」
俺「大丈夫か?気をしっかり持てよ」
友「…ありがとう………」
俺「に…いや、10万でよかったら貸してやるよ」
友「本当にありがとう…あと、その…なんていうか…」
俺「ほら、晩飯の残りで良かったら食ってけよ」
友「ありがとう…」
俺「…なに言ってんだよ。それに、俺たち親友だろ?」
友「実は自殺しようと思ってて…お前がいなかったらもう…」
俺「そんなに気にすんなよ」
友「こんな夜中にごめんな」
解説
文章を「下から上へ」読んでいくと、深夜に訪問してきた友人が食事に何かを盛って「俺」を殺害し金を奪う、緊迫した会話に反転します。
ポイント:会話を「逆から読む」ことで意味が180度変わる構造。最初から読み直してみてください。
09
💀 激ムズ私は結婚して2年目。正午くらいに、インターホンが鳴り、モニターを見ると知らない30〜40代の女性が。夫は起きてこないので応答せずにいると帰って行く音が聞こえました。
夕方になり外に出ようと玄関のドアを開け、郵便受けに、透明のセロハンにくるまれた一輪の花がさっているのを見つけました。
それが菊の花であり、仏花であることに気がつき、事の重大さを理解し、怖くなりました。
どうして!?なんで!?彼女は誰なのでしょう。そして彼女は、何故知っているの!!??
解説
仏花(死者に手向ける花)を置いていったということは、女は「この家の中に死体がある」ことを知っています。なぜなら語り手自身が、起きてこない夫をすでに殺害しているからです。
ポイント:「何故知っているの!!??」という語り手自身の異常な反応。被害者と思っていた語り手が加害者でした。
10
💀 激ムズ脳死が確認されて二週間を経過した彼の皮膚細胞は、無数のチューブに繋がれ、人工呼吸器と点滴によって生き続けていた。
「すみません。手は尽くしたのですが…」お医者さんはとても悲しそうな顔で告げた。彼の亡きがらを抱いた時、とても軽くて、苦しかったんだと思う。でも、もう苦しまなくていいんだよ?楽になれたね。
「………治療費は結構です」決して裕福とは言えない私の状況を察してか、なんて優しいお医者さんなのだろう。
「……遺体を見るのは辛いでしょう」お医者さんがシーツを被せる。「……思い出は彼と共に焼いて忘れなさい」
解説
遺体が「とても軽い」こと、医者が「治療費は結構」「遺体を見るな」「早く火葬しろ」と急いでいることから、医者は脳死状態だった彼の内臓を全て臓器売買のために抜き取っています。
ポイント:「遺体がとても軽い」「治療費は結構」「遺体を見るな」という医者の不自然な厚遇が全て繋がります。
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