意味がわかると怖い話【短い編】全10選|解説付き・難易度別まとめ

Horror Stories

意味がわかると怖い話
【短い編】厳選10選

短くて、深くて、怖い。

全10話収録 解説付き 初級〜激ムズ

「意味がわかると怖い話」とは、最初は普通に読めるのに、意味を理解した瞬間に背筋が凍る——そんな怪談の一形式です。

今回は特に短くてキレのある10話を厳選しました。まずは解説を見ずに読んで、自分なりに「意味」を考えてみてください。

🕯 読み方:まず話だけ読んで、意味を考えてみてください。答えを確認したいときは「解説を見る」ボタンを押してください。
▼ スクロールして読む
01
★☆☆ 初級
最終間近の路線バス。すこし酔っていたせいかうつらうつらとしていると、降車ボタンが押された音にはっと目を覚ます。 次は私の降りる停留所。いかんいかん乗り過ごしていたら大変な所だった。 私が一人降りると乗客の居なくなったバスはそのまま発車する。 客が居ないのにご苦労なこったな。
解説
語り手が降りた時点で「乗客が居なくなった」ということは、車内には語り手しかいなかったことになります。では、降車ボタンを押して語り手を起こしたのは「誰(何)」だったのでしょうか。
ポイント:「私が一人降りると乗客の居なくなった」という一文。誰もいなかったなら、ボタンを押したのは……。
02
★☆☆ 初級
少女が公園で遊んでいた。母はそれをしばらく見て先に家に帰った。 夕飯時になりその子が家に帰ってきた。しかし左目を痛そうに擦っている。 母が「どうしたの?」と聞くと娘は言った。 「公園の砂場で目が砂に入っちゃって取れないの。助けて。」
解説
「目に砂が入った」のではなく「砂に目が入った」と言っています。公園の砂場に誰かの「眼球」が混入しており、それが娘の目にくっついてしまった状態です。
ポイント:「目が砂に入っちゃって」という言葉の主語と目的語をよく確認してみてください。
03
★☆☆ 初級
俺の母親は嫁イビリが酷い。食事時に同席するのも嫌がる。 今日はいきなり部屋に入ってきて「掃除」と言い、嫁を押し入れに閉じ込めようとした。 俺は腹が立ち「梓に何するんだ!」と母親に対して怒鳴る。 「梓って誰?」 ……名前まで把握してなかったとは。呆れて物も言えない。
解説
母親が嫁を「押し入れに閉じ込めようとした」こと、息子の妻の名前すら知らないことから、この「嫁」は人間ではなく、息子が溺愛している等身大フィギュアや人形です。
ポイント:「押し入れに閉じ込める」という発想と「名前を知らない」の2点が鍵。本物の嫁なら名前くらい知っています。
04
★★☆ 中級
運送会社の配達員をしていた頃の話。古くて人気もない雑居ビルに行った時のこと。 つい怠けてエレベーターを使おうとした。ボタンを押すと、すぐ扉は開いた。と、突然女性が酷い顔をして「うわあああ」と狂ったように叫びながら飛び出してきて、思わず後退りした。 恐る恐るエレベーター内を覗いて確認するが、何もない。 荷物の宛先は8階。おかしい。ボタンがひとつしかない。
解説
行き先階を選ぶボタンがなく「閉」ボタン(または1階へ戻るボタン)しかない、つまり外からしか開けられない監禁用のエレベーターです。女性はそこに閉じ込められていました。
ポイント:「ボタンがひとつしかない」という構造の異常さ。8階へ行くボタンがないエレベーターとは何のためにあるのか。
05
★★☆ 中級
月明かりも街灯も民家の灯りも無い山道。急いで車を飛ばし家路へと急ぐ。 するといきなり人が飛び出してきた。急ブレーキを踏み何とか衝突は避けた。相手も無事な様だが、凄まじい形相で何か言っている。 何だか怖くなりアクセル全開で逃げ去った。 ルームミラーで確認するが、まだこっちを見ている。しつこいな。飛び出してくる方が悪いだろーが。
解説
「月明かりも街灯も民家の灯りも無い」真っ暗な山道を走って逃げ去ったにもかかわらず、ルームミラーで相手の姿がはっきりと確認できるのは物理的に不可能です。相手は車に張り付いているか、人間ではありません。
ポイント:「明かりが無い」ことと「ルームミラーで確認できる」ことの矛盾。真っ暗闇では何も見えないはずです。
06
★★☆ 中級
この間、夜中までパソコンでゲームやってた時、いきなりプツンッて停電したんだ。 勝手口から出たところにコンセントがあるんだがお隣さんのなんだよな。この時ばかりはコード引っ張ってさして電気スタンドつけた。 そしたら俺のパソコンラックの上に何かあるのが見えた。近づいてよく見ると、包丁だった…… 俺はもう怖すぎて号泣。もちろんうちの包丁じゃない。
解説
隣のコンセントからは電気が取れたということは、地域一帯の停電ではなく、語り手の家のブレーカーだけが意図的に落とされたということです。暗闇の中で何者かが包丁を持って侵入していました。
ポイント:「隣の家のコンセントは使えた」+「自分の包丁ではない」。2つの事実が重なると、侵入者の存在が確定します。
07
★★☆ 中級
トイレが汚いので「ブルーレットおくだけ」を設置してそのまま寝た。 次の日起きてトイレで小便した後に流したら、青色の水がワァーーーって便器の中に流れていってとっても綺麗になった。 良い匂いもするし、やっぱ買って正解だったな。
解説
この手の商品は「設置して最初に流した時は無色で、2回目以降から色付きの水が出る」のが仕様です。朝一番で青い水が出たということは、寝ている間に誰かがトイレを使った証拠です。
ポイント:「設置してそのまま寝た」「朝一番なのに青い水が出た」。1回目は無色のはずなので、夜中に誰かが先に使ったことになります。
08
★★★ 上級
洗面所の水を出してジャバジャバ顔にかける。洗顔料を指の上に乗せ、泡立てて顔に広げマッサージしながら洗う。 手探りで水を探す。あ、あれ?どこだ?手に水がなかなか当たらない。 ああ、蛇口あった。蛇口をひねって水を出す。顔にタオルをあて、水気を切る。 あ……なんか洗面所の鏡見るのが怖いな。ヒゲまだ剃ってないけどいいや。そのまま逃げるように家を出た。
解説
顔を洗い始めた時は「水を出しっぱなし」にしていましたが、目を閉じている間に水が止まり、自ら「蛇口をひねって」水を出し直しています。すぐそばに水栓を止めた何者かが立っていたことになります。
ポイント:最初に自分で水を出したのに、目を閉じている間に誰かに止められた。だから「鏡を見るのが怖い」のです。
09
★★★ 上級
こないだ仕事が終わらず、上司に休日出勤をさせられたんだ。 むかつくからイタズラしてやろうって思って上司のパソコンに 「うんゆ」→「運輪」 「けっさん」→「抉算」 「ねんどまつ」→「年度未」 とか、辞書登録してやった(笑) 辛いまだバレてない。よかった。
解説
語り手は「幸い(さいわい)まだバレてない」と書きたかったはずですが、「辛い(つらい)」と変換されています。つまり上司のパソコンにイタズラをしている間に、語り手自身のパソコンにも誰かが同じようなイタズラを仕掛けていました。
ポイント:「さいわい」と打ったら「辛い」と出た。文脈から「幸い」のはずなのに……誰かにやり返されていました。
10
💀 激ムズ
恐怖映像見てる途中、閉めていた襖がガタ、ガタと少し揺れたので誰か帰ったのかと襖を開けたのだが、誰もいない。 俺は叫んだ。 「脅かすんじゃねえよもォォ!違う幽霊かとか思ってビビッちまっただろうがァァ!止めろよな!幽霊怖いんだから!」
解説
「違う幽霊かとか思って」というセリフから、語り手は普段から「ある特定の幽霊」と同居しており、その幽霊に対して文句を言っています。では語り手自身は何者なのか——という問いが残ります。
ポイント:「違う幽霊か」という表現が全て。特定の幽霊と同居している語り手の正体とは何でしょうか。

全10話、読み終えましたか?

解説を見る前に、ぜひじっくり考えてみてください。
続きはこちらの記事でどうぞ。

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