語彙力テスト30問
「役不足」「姑息」――本来の意味、言えますか
「役不足」は褒め言葉?「失笑」は笑ってる?――日本人の7割が勘違いしている言葉から、言えたら一目置かれる大人の語彙まで。
二択で気軽に、解説でしっかり。あなたの語彙力を30問で測定します。
① AかBを直感で選ぶ → ② 「▼ こたえを見る」 → ③ 意外だった言葉は誰かに出題すると記憶に定着します。
※「広まった誤用」も解説で正直に扱っています。マウントは控えめに。
【一】誤用に注意の10問7割が勘違いしている言葉たち
Q1「役不足」の本来の意味は?
- A役目が実力より軽すぎる
- B実力が役目に足りない
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こたえ:A
本来は「その人には役が軽すぎる」という褒め寄りの言葉。謙遜で「私では役不足で…」と言うと真逆になります。謙遜には「力不足」を。
Q2「確信犯」の本来の意味は?
- A信念に基づいて正しいと信じて行う犯罪
- B悪いと分かっていてわざとやること
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こたえ:A
本来は宗教的・政治的信念による犯行のこと。「わざと」の意味は広まった新しい用法です。
Q3「姑息」の本来の意味は?
- A一時しのぎ
- Bひきょう・ずるい
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こたえ:A
「姑息な手段」は本来「その場しのぎの手段」。「ひきょう」と感じる人が7割という調査もある、誤用界の大物です。
Q4「敷居が高い」の本来の意味は?
- A不義理をして行きづらい
- B高級すぎて入りにくい
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こたえ:A
本来は「ご無沙汰や不義理があって顔を出しにくい」。高級店に使うのは新しい用法です。
Q5「破天荒」の本来の意味は?
- A誰も成し得なかったことをすること
- B豪快で型破りなこと
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こたえ:A
「天荒(未開の地)を破る」=前人未踏の偉業。豪快な人柄の意味は誤用から広まりました。
Q6「煮詰まる」の本来の意味は?
- A議論が進み結論が出る段階になる
- B行き詰まって先に進まなくなる
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こたえ:A
鍋が煮詰まる=仕上がり間近。「アイデアが煮詰まった(行き詰まった)」は本来と逆でした。
Q7「失笑」の本来の意味は?
- Aこらえきれず笑ってしまう
- Bあきれて笑いも出ない
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こたえ:A
「失」は失礼の失ではなく「笑いを失うほど笑う」。笑ってしまうのが失笑です。
Q8「割愛」の本来の意味は?
- A惜しみながら省略する
- B不要なので省略する
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こたえ:A
愛着を割いて手放すのが割愛。「どうでもいいから削る」ではなく「泣く泣く削る」です。
Q9「気が置けない」の意味は?
- A遠慮がいらない
- B油断できない
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こたえ:A
気を置く(遠慮する)必要がない、つまり心を許せる間柄。「油断できない人」ではありません。
Q10「他力本願」の本来の意味は?
- A阿弥陀仏の力にすがって成仏すること
- B人任せにすること
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こたえ:A
浄土教の教語が本来。「人任せ」は比喩から生まれた用法で、お寺の掲示板がたびたび訂正しています。
【二】大人の語彙10問会議とメールで差がつく
Q11「忖度」の意味は?
- A相手の気持ちを推し量ること
- Bこびへつらうこと
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こたえ:A
本来は思いやりに近い中立的な言葉。ニュースで悪い意味が付きましたが、忖度自体は罪ではありません。
Q12「潮時」の意味は?
- Aちょうど良いタイミング
- Bあきらめるべき時
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こたえ:A
漁に出る絶好の時が語源。「もう潮時だ」は撤退ではなく、本来は好機の言葉です。
Q13「琴線に触れる」の意味は?
- A感動して心を動かされる
- B怒りを買う
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こたえ:A
心の琴の糸が鳴る=深い感動。怒らせる方は「逆鱗(げきりん)に触れる」です。
Q14「おもむろに」の意味は?
- Aゆっくりと
- B急に
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こたえ:A
漢字は「徐に」。徐行の徐です。「おもむろに立ち上がった」はスローモーションでした。
Q15「なし崩し」の本来の意味は?
- A少しずつ片付けていくこと
- Bうやむやにすること
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こたえ:A
借金を「済し崩し」に少しずつ返すのが語源。だらだらうやむや、は新しい用法です。
Q16「圧巻」の使い方として本来正しいのは?
- A全体の中で最も優れた部分
- B圧倒的な迫力
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こたえ:A
科挙の最優秀答案を一番上に載せた(巻を圧した)のが語源。「全体の中の白眉」が本来です。
Q17「穿った見方」の本来の意味は?
- A物事の本質を鋭く見抜く見方
- Bひねくれた見方
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こたえ:A
穿つ=穴を掘り抜く。真相を掘り当てる鋭さが本来で、「ひねくれ」は誤用が広まったものです。
Q18「浮足立つ」の本来の意味は?
- A不安で落ち着かなくなる
- Bうきうきして落ち着かない
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こたえ:A
つま先立ちで逃げ腰の状態が語源。ワクワクではなく、本来は逃げたい心境です。
Q19「やぶさかでない」の意味は?
- A喜んでする
- B仕方なくする
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こたえ:A
「〜するにやぶさかでない」は前向きなOKサイン。渋々ではありません。
Q20「御の字」の意味は?
- A大変ありがたい
- B一応納得できる
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こたえ:A
「御」を付けたいほど上等、が語源。「まあまあ」ではなく大満足の言葉です。
【三】言えたら一目置かれる10問日本語の奥の間へ
Q21「雨模様」の本来の意味は?
- A雨が降りそうな空
- B雨が降ったりやんだりする天気
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こたえ:A
本来は「今にも降りそうだがまだ降っていない」状態。すでに降っているのは本来の用法ではありません。
Q22「小春日和」はいつの天気?
- A初冬の暖かい晴れの日
- B春先の暖かい日
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こたえ:A
小春は旧暦10月の異称。春ではなく、冬の入り口の贈り物のような晴天です。
Q23「二の舞を演じる」の意味は?
- A前の人と同じ失敗を繰り返す
- B同じ成功をもう一度おさめる
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こたえ:A
舞楽で前の舞をわざと失敗して真似る「二の舞」が語源。繰り返すのは失敗の方です。
Q24「情けは人の為ならず」の意味は?
- A親切はめぐりめぐって自分のためになる
- B親切はその人のためにならない
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こたえ:A
ことわざ穴埋め編でも登場した誤用の王様。人助けは自分助け、が正解です。
Q25「鳥肌が立つ」の本来の使い方は?
- A寒さや恐怖でぞっとしたとき
- B感動したとき
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こたえ:A
本来は寒気・恐怖の生理反応。感動の「鳥肌もの」は新しい用法として広まりました。
Q26「爆笑」の本来の意味は?
- A大勢がどっと笑うこと
- B一人で大笑いすること
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こたえ:A
本来は「大勢で」笑うこと。一人でスマホを見て「爆笑」は、本来は成立しませんでした。
Q27「号泣」の本来の意味は?
- A大声を上げて泣くこと
- B涙を大量に流して泣くこと
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こたえ:A
号は「叫ぶ」。静かに涙があふれるのは本来の号泣ではなく、声を上げてこそ号泣です。
Q28「莫逆の友」の意味は?
- Aきわめて仲の良い友
- B敵対する相手
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こたえ:A
逆らうこと莫(な)し、が語源。心に逆らうもののない親友のことです。
Q29「食指が動く」の意味は?
- A欲しくなる・興味がわく
- B食欲がなくなる
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こたえ:A
人差し指(食指)がぴくりと動いたら ご馳走の前兆、という中国の故事から。興味のサインです。
Q30「一姫二太郎」の意味は?
- A最初は女の子、次に男の子が生まれるのが理想
- B女の子1人と男の子2人が理想
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こたえ:A
子どもの人数ではなく生まれる順番の話。初めての子育ては穏やかな女の子から、という昔の知恵です。

